今日は予告どおりスウェーデンの一大イベント『ミッドサマー』について紹介します。
鮮やかな青い空の下、夏至祭を観るためにストックホルムのスカンセンに行って来ました。このスカンセン、1981年に設立された世界で初めての野外博物館だそうです。スウェーデンの昔の家やお店からなる、日本でいうところの江戸村とか映画村のような場所と動物園が合体したような場所で、伝統的な建物も多く、昔の生活を垣間見ることができます。
北欧では夏至に最も近い土曜日をMidsommardagen、その前のイヴの日をMidsommarafton、次の日曜日と合わせて3連休、それどころか、これを機に1ヶ月~2ヶ月ぐらいの長期休暇を取る人も少なくないスウェーデン、そんなに混んでないかと思いきや、多くの人で賑わっていました。
写真は夏至祭の象徴、夏至のポールです。
このまわりを人々が手をつないで回りながら歌ったり、踊ったりします。
次は民族衣装を着た人たちがステージで踊っている姿や可愛い衣装を着た子供達などをスライドショーでご覧下さい。続きを読む
こちらの写真、夜中の2時30頃に撮ったものです。
夏至の前夜はボートで海に出て夜中じゅう仲間と飲み明かすのが典型的な過ごし方のようです。また里帰りをして田舎で家族と過ごす人などもいるようです。この夏至祭は各町で開かれていて、日本の盆踊りに似ている気がします。夏は田舎に帰って地元の夏祭りに参加するようなそんな感じでしょうか。
さて、ストックホルムの街はというと完全なデットタウン。
スーパーはもちろん、コンビニまでも閉まってるんじゃないかというほどの静けさ。風が吹いてゴミがヒュルヒュル舞えば、カーボーイでも出てくるんじゃないかというくらい静まり返ってた街です。
そんな中、仕事をしていたのはきっと日本人の私だけだと確信したのは、朝の常連のお客様がいらっしゃらないので電話したところ『こんな日にまさかやってるとは思わなかったから間違えて予約入れたと思っていたわ。。。』と言われた時でした。
しかし、その後、今から島でパーティーだというバイカーのお客様、明日から海外旅行に行くお客様と、無事に仕事を終えスカンセンへと走りましたが、ポールを立てる場面を観ることはできませんでした。
20年ほど前に夏至祭で有名なダーラナでのポール立てを観ましたが、雰囲気が日本のおみこしを担ぎ上げる様子に似ていて、今回も楽しみにしていたのですが。。。―残念―